自己啓発が個人事業主のエンジニアを支える

厚生労働省が平成27年(2015年)に行った調査によると、会社に勤めるエンジニアの平均年収は30代前半の男性が552万円、女性が478万円となっています。50代後半では男性746万円、女性581万円となりますが、伸び率はあまり高くありません。技能が高く受注も多く見込める人であれば、会社から独立してフリーランスになるという選択肢があります。フリーエンジニアの年収に関するデータは少ないですが、インタビューによると700万円から1,200万円程度が多くなっています。

独立してビジネスをするためには会社を設立する方法もありますが、一人で働くのであれば個人事業主の開業届を出すことが手軽です。個人事業主は業務のほとんどを自分の裁量で行えますが、営業活動は全て自分で行わなければなりませんし、納税のための確定申告も必要です。会社に雇用されるよりも高い年収を得られることに伴い、責任も重くなるのです。重圧に負けないためには、自己啓発が手助けとなります。

自己啓発書は20世紀後半にアメリカで多く出版され、世界中のビジネスマンに愛読されてきました。多くの書籍に共通しているのは、自尊心を高めると同時に相手を敬おうという考え方です。たとえば、自分には力があって必ず結果を出せるのだと考えれば、実現の可能性は高まります。他者の考えを変えるためには、その人と信頼関係を築くことが重要です。自己啓発の考え方は、個人事業主としてビジネスを行い、クライアントの信頼を勝ち取る必要があるフリーエンジニアの心の支えとなります。

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